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1,2-ジニトロベンゼンICSC: 0460
1,2-DNB5月 2002
CAS登録番号: 528-29-0
国連番号: 3443
EINECS番号: 208-431-8

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 可燃性。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。  空気中で粒子が細かく拡散して、爆発性の混合気体を生じる。  裸火禁止。  密閉系、粉塵防爆型電気設備および照明。 粉塵の堆積を防ぐ。  水噴霧、泡消火薬剤、粉末消火薬剤、二酸化炭素を使用する。  火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。 安全な場所から消火作業を行う。 

 粉塵の拡散を防ぐ! 作業環境管理を厳密に!  
  症状 予防 応急処置
吸入 灼熱感。 脱力感。 紫色(チアノーゼ)の唇、爪および皮膚。 頭痛。 めまい。 吐き気。 息苦しさ。  局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 人工呼吸が必要なことがある。 医療機関に連絡する。 
皮膚 吸収される可能性あり! 「吸入」参照。  保護手袋。 保護衣。  汚染された衣服を脱がせる。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 医療機関に連絡する。 
充血。 痛み。  呼吸用保護具と併用して、顔面シールドまたは眼用保護具を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 「吸入」参照。
 
作業中は飲食、喫煙をしない。 食事前に手を洗う。  口をすすぐ。 水に活性炭を懸濁した液を飲ませる。 医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・専門家に相談する!
・個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣
・この物質を環境中に放出してはならない
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
・残留分を、注意深く集める
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1; 国連包装等級(UN Packing Group):II 

貯蔵
・強酸化剤、強塩基および食品や飼料から離しておく
・「化学的危険性」参照
 
包装
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない 
1,2-ジニトロベンゼン ICSC: 0460
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
白色~黄色の結晶。 

物理的危険性
粉末や顆粒状で空気と混合すると、粉塵爆発の可能性がある。 

化学的危険性
空気がなくても加熱すると、爆発することがある。 燃焼すると、有毒なガスやフューム(窒素酸化物など)を生成する。 強酸化剤、強塩基および亜鉛やスズなどの還元性金属と 激しく反応する。 火災や爆発の危険を生じる。 硝酸との混合物は、高爆発性である。 

化学式: C6H4(NO2)2 / C6H4N2O4
分子量: 168.1
・沸点:319℃
・融点:118℃
・密度:1.6 g/cm³
・水への溶解度 : 非常に溶けにくい
・蒸気圧:<0.1 kPa (20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):5.8
・引火点:150℃ (c.c.)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):1.69  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:吸入、経皮および経口摂取。 

短期曝露の影響
本物質は、眼および気道を刺激する。 血管に影響を与えることがある。 メトヘモグロビン生成を生じることがある。 これらの影響は、遅れて現われることがある。 医学的な経過観察が必要である。 

吸入の危険性
20℃で気化したとき、空気中で有害濃度に達する速度は不明である。 

長期または反復曝露の影響
肝臓に影響を与えることがある。 肝臓障害を生じることがある。 血液に影響を与えることがある。 貧血を生じることがある。 


許容濃度
TLV: 0.15 ppm (TWA); (皮膚吸収); BEI (生物学的曝露指標)記載あり;.
MAK: 皮膚吸収 (H); 発がん性カテゴリー: 3B; 

環境
・水生生物に対して毒性がある
 

・アルコール飲料の摂取により有害作用が増大する
・曝露の程度によっては、定期検診を勧める
・この物質により中毒を起こした場合は、特別の処置が必要であるため、指示のもとに適切な手段をとれるようにしておく
・ICSC 0691, 0692 および 0725 参照 

付加情報
  欧州分類
記号:T+, N; R:26/27/28-33-50/53; S:(1/2)-28-36/37-45-60-61; Note:C 

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© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2018