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1,4-ベンゼンジアミン二塩酸塩ICSC: 0386
p-フェニレンジアミン二塩酸塩
パラフェニレンジアミン二塩酸塩
1,4-ジアミノベンゼン二塩酸塩
10月 1999
CAS登録番号: 624-18-0
国連番号: 1673
EINECS番号: 210-834-9

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 可燃性。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。  空気中で粒子が細かく拡散して、爆発性の混合気体を生じる。  裸火禁止。  密閉系、粉塵防爆型電気設備および照明。 粉塵の堆積を防ぐ。  水噴霧、泡消火薬剤、粉末消火薬剤、二酸化炭素を使用する。   

 粉塵の拡散を防ぐ! 作業環境管理を厳密に!  
  症状 予防 応急処置
吸入 めまい。 頭痛。 息苦しさ。 紫色(チアノーゼ)の唇、爪および皮膚。 錯乱。 痙攣。 吐き気。 意識喪失。  局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 医療機関に連絡する。 
皮膚   保護手袋。 保護衣。  汚染された衣服を脱がせる。 多量の水かシャワーで、皮膚を洗い流す。 医療機関に連絡する。 
充血。  呼吸用保護具と併用して、安全ゴーグルまたは眼用保護具を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 「吸入」参照。
 
作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 医療機関に連絡する。 吐かせる(意識がある場合のみ!)。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
・残留分を、注意深く集める
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1; 国連包装等級(UN Packing Group):III 

貯蔵
・食品や飼料から離しておく
 
包装
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない 
1,4-ベンゼンジアミン二塩酸塩 ICSC: 0386
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
白色~わずかに帯赤色の結晶。 

物理的危険性
粉末や顆粒状で空気と混合すると、粉塵爆発の可能性がある。 

化学的危険性
加熱すると、分解する。 窒素酸化物 塩化水素有毒で腐食性のフュームを生じる。 

化学式: C6H8N2. 2HCl / C6H4(NH2)2 . 2HCl
分子量: 181.1
・融点:275℃
・水への溶解度 : 非常によく溶ける
・相対蒸気密度(空気=1):6.2  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:吸入、経皮および経口摂取。 

短期曝露の影響
本物質は、眼を刺激する。 血管および腎臓に影響を与えることがある。 メトヘモグロビン生成および腎臓障害を生じることがある。 医学的な経過観察が必要である。 これらの影響は、遅れて現われることがある。 

吸入の危険性
20℃ではほとんど気化しない。しかし拡散すると、浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
反復または長期の接触により、皮膚感作を引き起こすことがある。 反復または長期の吸入により喘息を引き起こすことがある。 


許容濃度
TLV: 0.1 mg/m3, as TWA A4(人における発がん性が分類できていない物質).
MAK: (吸引性画分): 0.1 mg/m3; 発がん性カテゴリー: 3B; ピーク曝露限度カテゴリー: II(2); 妊娠中のリスクグループ: C; 皮膚吸収 (H); 皮膚感作 (SH); 

環境
 

・曝露の程度によっては、定期検診を勧める
・喘息の症状は、2~3時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である
・この物質により、喘息の症状を示した者は、以後この物質に接触しないこと
・この物質により中毒を起こした場合は、特別の処置が必要であるため、指示のもとに適切な手段をとれるようにしておく
・ICSC 0805参照 

付加情報
  欧州分類
記号:T, N; R:23/24/25-36-43-50/53; S:(1/2)-28-36/37-45-60-61 

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© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2018