« 検索結果一覧に戻る  
2-クロロアセトフェノンICSC: 0128
2-クロロ-1-フェニルエタノン
α-クロロアセトフェノン
フェナシルクロリド
8月 2002
CAS登録番号: 532-27-4
国連番号: 1697
EINECS番号: 208-531-1

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 可燃性。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。    裸火禁止。    水噴霧、粉末消火薬剤、泡消火薬剤、二酸化炭素を使用する。  火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。 

 作業環境管理を厳密に!  
  症状 予防 応急処置
吸入 灼熱感。 咳。 咽頭痛。 吐き気。 息切れ。  局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 半座位。 人工呼吸が必要なことがある。 医療機関に連絡する。 
皮膚 発赤。 痛み。  保護手袋。 保護衣。  汚染された衣服を脱がせる。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 医療機関に連絡する。 
充血。 痛み。 かすみ眼。 部分的視力喪失。  呼吸用保護具と併用して、安全眼鏡または眼用保護具を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 灼熱感。  作業中は飲食、喫煙をしない。 食事前に手を洗う。  口をすすぐ。 コップ1、2杯の水を飲ませる。 水に活性炭を懸濁した液を飲ませる。 医療機関に連絡する。 安静。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:自給式呼吸器
・こぼれた物質を、ふた付きの 密閉式、プラスチック容器内に掃き入れる
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
・残留分を、注意深く集める
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1; 国連包装等級(UN Packing Group):II 

貯蔵
・食品や飼料から離しておく
・換気のよい部屋に保管
 
包装
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない 
2-クロロアセトフェノン ICSC: 0128
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
無色~灰色の結晶。 

物理的危険性
 

化学的危険性
燃焼すると、分解する。 塩化水素を含む、有毒で腐食性のフュームを生じる。 

化学式: C8H7ClO / C6H5COCH2Cl
分子量: 154.6
・沸点:244-245℃
・融点:54-59℃
・密度:1.3 g/cm³
・水への溶解度(25℃) :1.64 g/100 ml
・蒸気圧:0.7 Pa (20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):5.3
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.0
・引火点:118℃ (c.c.)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):2.08  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:吸入および経口摂取。 

短期曝露の影響
催涙性。 本物質は、眼を重度に刺激する。 本物質は、皮膚および気道を刺激する。 蒸気やエアロゾルを吸入すると、肺水腫を引き起こすことがある。 「注」参照。 これらの影響は、遅れて現われることがある。 医学的な経過観察が必要である。 

吸入の危険性
20℃で気化すると空気が汚染されて、 やや遅く有害濃度に達する。 

長期または反復曝露の影響
反復または長期の皮膚への接触により、皮膚炎を引き起こすことがある。 反復または長期の接触により、皮膚感作を引き起こすことがある。 


許容濃度
TLV: 0.05 ppm (TWA); A4(人における発がん性が分類できていない物質) 

環境
 

・肺水腫の症状は 2~3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する
・したがって、安静と経過観察が不可欠である
・許容濃度を超えても、臭気として十分に感じないので注意すること
・作業衣を家に持ち帰ってはならない 

付加情報
  欧州分類
 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2018