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エチレンイミンICSC: 0100
アジリジン
アザシクロプロパン
7月 2002
CAS登録番号: 151-56-4
国連番号: 1185
EINECS番号: 205-793-9

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 引火性が高い。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。  蒸気/空気の混合気体は、爆発性である。 酸または酸化剤と接触すると、火災および爆発の危険性がある。  裸火禁止、火花禁止、禁煙。 酸との接触禁止。  密閉系、換気、防爆型電気設備および照明設備。 充填、取り出し、取り扱い時に圧縮空気を使用してはならない。 火花防止工具を使用する。  大量の水、アルコール耐性泡消火薬剤、粉末消火薬剤を使用する。 二酸化炭素は不可。  火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。 安全な場所から消火作業を行う。 

 あらゆる接触を避ける! いずれの場合も医師に相談! 
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。 めまい。 頭痛。 息苦しさ。 吐き気。 嘔吐。 症状は遅れて現われることがある。 「注」参照。  換気、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 半座位。 人工呼吸が必要なことがある。 医療機関に連絡する。 
皮膚 吸収される可能性あり! 発赤。 皮膚熱傷。 水疱。  保護手袋。 保護衣。  汚染された衣服を脱がせる。 多量の水かシャワーで、皮膚を洗い流す。 医療機関に連絡する。 
充血。 痛み。 重度の熱傷。  呼吸用保護具と併用して、顔面シールドまたは眼用保護具を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 腹痛。 灼熱感。 嘔吐。 ショック/虚脱。 他の症状については、「吸入」参照。  作業中は飲食、喫煙をしない。 食事前に手を洗う。  口をすすぐ。 吐かせない。 コップ1、2杯の水を飲ませる。 医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・危険区域から立ち退く!
・専門家に相談する!
・個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣
・すべての発火源を取り除く
・この物質を環境中に放出してはならない
・漏れた液やこぼれた液を、密閉式の容器にできる限り集める
・残留液を、砂または不活性吸収剤に吸収させる
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1; 国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):3; 国連包装等級(UN Packing Group):I 

貯蔵
・耐火設備
・酸、酸化剤および食品や飼料から離しておく
・乾燥
・安定化した状態でのみ貯蔵
 
包装
・破損しない包装
・破損しやすい包装のものは密閉式の破損しない容器に入れる
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない 
エチレンイミン ICSC: 0100
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
刺激臭のある、無色の液体。 

物理的危険性
蒸気は空気より重く、地面に沿って移動して、遠距離発火の可能性がある。 この蒸気は空気とよく混合し、爆発性混合物を生成しやすい。 

化学的危険性
酸、酸化剤の影響下で、重合することがある。 火災または爆発の危険を生じる。 燃焼すると、有毒で腐食性のフューム(窒素酸化物など)を生成する。 本物質は、中程度の強塩基。 

化学式: C2H5N / CH2NHCH2
分子量: 43.1
・沸点:56-57℃
・融点:-74℃
・比重(水=1):0.8
・水への溶解度 : 混和する
・蒸気圧:21.3 kPa (20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):1.5
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.1
・引火点:-11℃ (c.c.)
・発火温度:322℃
・爆発限界:3.3-55 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):-0.36  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:蒸気の吸入、経皮および経口摂取。 

短期曝露の影響
本物質は眼、皮膚および気道に対して、腐食性を示す。 経口摂取すると、腐食性を示す。 蒸気を吸入すると、肺水腫を引き起こすことがある。 「注」参照。 中枢神経系、腎臓および肝臓に影響を与えることがある。 許容濃度をはるかに超えて曝露すると、死を引き起こすことがある。 これらの影響は、遅れて現われることがある。 

吸入の危険性
20℃で気化すると空気は汚染されて、 きわめて急速に、有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
反復または長期の皮膚への接触により、皮膚炎を引き起こすことがある。 反復または長期の接触により、皮膚感作を引き起こすことがある。 人で発がん性を示す可能性がある。 人の生殖細胞に、遺伝性の遺伝子損傷を引き起こすことがある。 


許容濃度
TLV: 0.05 ppm (TWA); 0.1 ppm (STEL); (皮膚吸収); A3(動物実験では発がん性が確認されているが、人との関連は不明な物質).
MAK: 皮膚吸収 (H); 発がん性カテゴリー: 2; 生殖細胞変異原性グループ: 2; 

環境
・水生生物に対して有害である
 

・曝露の程度によっては、定期検診が必要である
・肺水腫の症状は 2~3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する
・したがって、安静と経過観察が不可欠である
・許容濃度を超えても、臭気として十分に感じないので注意すること
・エチレンイミンの蒸気は抑制されておらず、排気孔や火災防止器内で重合して排気孔を詰まらせることがある
・作業衣を家に持ち帰ってはならない 

付加情報
  欧州分類
記号:F, T+, N; R:45-46-11-26/27/28-34-51/53; S:53-45-61; Note:D, E 

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© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2018