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(2,4,5-トリクロロフェノキシ)酢酸ICSC: 0075
2,4,5-T4月 2005
CAS登録番号: 93-76-5
国連番号: 3345
EINECS番号: 202-273-3

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 特定の条件下で可燃性。 有機溶剤を含む液体製剤は、引火性のことがある。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。    裸火禁止。    水噴霧、粉末消火薬剤を使用する。   

「注」参照。 粉塵の拡散を防ぐ! (妊娠)女性への曝露を避ける!  
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。 咽頭痛。  局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 
皮膚   保護手袋。  汚染された衣服を脱がせる。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 
充血。 痛み。  安全ゴーグルを着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 下痢。 嗜眠。 頭痛。 吐き気。 嘔吐。  作業中は飲食、喫煙をしない。 食事前に手を洗う。  口をすすぐ。 水に活性炭を懸濁した液を飲ませる。 医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク
・この物質を環境中に放出してはならない
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
・残留分を、注意深く集める
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1; 国連包装等級(UN Packing Group):III 

貯蔵
・消火により生じる流出物を収容するための用意
・食品や飼料から離しておく
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
 
包装
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない 
(2,4,5-トリクロロフェノキシ)酢酸 ICSC: 0075
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
白色の 結晶性粉末。 

物理的危険性
 

化学的危険性
加熱や燃焼により、分解する。 ホスゲン(ICSC 0007 参照)および塩化水素(ICSC 0163 参照)などの、有毒で腐食性のガスを生じる。 水溶液は、弱酸である。 

化学式: C8H5Cl3O3 / C6H2Cl3OCH2COOH
分子量: 255.5
・沸点:常圧では沸点は存在しない;加熱すると分解する
・融点:153-158℃
・密度:1.80 g/cm³
・水への溶解度(25℃) :0.03 g/100 ml
・蒸気圧:ほとんどない (25℃)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):4  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:エアロゾルの吸入および経口摂取。 

短期曝露の影響
本物質は、眼および気道を刺激する。 

吸入の危険性
とくに粉末状の場合、噴霧または拡散すると、浮遊粒子が急速に、有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
動物試験では人で生殖・発生毒性を引き起こす可能性があることが示されている。 


許容濃度
TLV: 10 mg/m3, as TWA A4(人における発がん性が分類できていない物質).
MAK: (吸引性画分): 2 mg/m3; ピーク曝露限度カテゴリー: II(2); 皮膚吸収 (H); 妊娠中のリスクグループ: C; 

環境
・水生生物に対して強い毒性がある
・通常の使用法でも、環境中へ放出される
・不適切な廃棄などによる、さらなる放出を避けるよう十分注意すること
 

・文献では分解温度は不明である
・市販品にはダイオキシンが含まれることがある
・製剤に溶剤が使用されている場合は、その溶剤のICSCも参照のこと
・市販の製剤に用いられている溶剤が、この物質の物性および毒性を変化させることがある
・このカードに記載された勧告事項は2,4,5-トリクロロフェノキシ酢酸の塩にも適用される 

付加情報
  欧州分類
記号:Xn, N; R:22-36/37/38-50/53; S:(2)-24-60-61 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2018