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2,4-ジクロロトルエンICSC: 1727 (3月 2009)
2,4-ジクロロ-1-メチルベンゼン
CAS登録番号: 95-73-8
国連番号: 3082
EINECS番号: 202-445-8

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 可燃性。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。  87℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。  裸火禁止。  87℃以上では、密閉系および換気。  二酸化炭素、粉末消火薬剤、水噴霧を使用する。   

「注」参照。   
  症状 予防 応急処置
吸入   換気、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 
皮膚 発赤。  保護手袋。  洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 
  安全ゴーグルを着用する。  多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずす)。 
経口摂取   作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた有機ガスおよび蒸気用フィルター付マスク
・この物質を環境中に放出してはならない
・残留液を、砂または不活性吸収剤に吸収させる
・地域規則に従って保管・処理する
・細かな噴霧水を用いて、ガスを除去する
 

国連GHS判定基準に準拠

可燃性液体
軽度の皮膚刺激
水生生物に毒性 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):9; 国連包装等級(UN Packing Group):III 

貯蔵
・消火により生じる流出物を収容するための用意
・強塩基および強酸化剤から離しておく
・冷所
・換気のよい部屋に保管
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
 
包装
 
2,4-ジクロロトルエン ICSC: 1727
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
特徴的な臭気のある無色の液体。 

物理的危険性
流動、撹拌などにより、静電気が発生することがある。 

化学的危険性
加熱すると、分解する。 一酸化炭素および塩化ビニルを生じる。 強酸化剤および強塩基と 激しく反応する。 

化学式: C7H6Cl2
分子量: 161.0
・沸点:200℃ (101.3 kPa)
・融点:-13.5℃
・密度:1.25 g/cm³
・水への溶解度(20℃) : g/100 ml (非常に溶けにくい)
・蒸気圧:0.4 kPa (50℃)
・相対蒸気密度(空気=1):5.56
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.02
・引火点:87℃ (c.c.)
・爆発限界:1.9-4.5 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):4.24  


暴露・健康への影響

曝露経路
 

短期曝露の影響
本物質は、皮膚を軽度に刺激する。 

吸入の危険性
20℃で気化したとき、空気中で有害濃度に達する速度は不明である。 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
 

環境
・水生生物に対して毒性がある
・環境中に放出しないように、強く勧告する
 

・この物質に曝露したときの健康への影響は、十分に調べられていない 

付加情報
  欧州分類
 

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© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021