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酸化鉄(III)ICSC: 1577 (10月 2004)
酸化第二鉄
CAS登録番号: 1309-37-1
国連番号: 「注」参照
EINECS番号: 215-168-2

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 不燃性。        周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。   

   
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。  粉塵の吸入を避ける。  新鮮な空気、安静。 
皮膚      
充血。  安全ゴーグルを着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取   作業中は飲食、喫煙をしない。   

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
 

貯蔵
 
包装
 
酸化鉄(III) ICSC: 1577
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
帯赤色の 茶色~黒色の 結晶または粉末。 

物理的危険性
 

化学的危険性
一酸化炭素と反応する。 爆発の危険を生じる。 

化学式: Fe2O3
分子量: 159.7
・融点:1565℃
・密度:5.24 g/cm³
・水への溶解度 : 溶けない 


暴露・健康への影響

曝露経路
 

短期曝露の影響
機械的刺激を引き起こすことがある。 

吸入の危険性
とくに粉末状の場合、拡散すると急速に、浮遊粒子が不快濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
反復または長期の粉塵粒子の吸入により、肺に影響を与えることがある。 良性症状である鉄沈着症を生じることがある。 


許容濃度
TLV: (Feとして) (吸入性画分) 5 mg/m3 (TWA); A4(人における発がん性が分類できていない物質).
MAK: 発がん性カテゴリー: 3; 

環境
 

・酸化鉄(ferric oxide)に関連する国連番号は存在するが、石炭ガス精製により得られる自然発火性の廃酸化鉄(iron oxide、spent)または廃スポンジ鉄(iron sponge、spent)についてである 

付加情報
  欧州分類
 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021