ICSC 1524 - 1,3-プロパンスルトン

1,3-プロパンスルトン	ICSC: 1524 (11月 2016)
1,2‐オキサチオラン‐2,2‐ジオキシド 3-ヒドロキシ-1-プロパンスルホン酸スルトン 1-プロパンスルホン酸、3-ヒドロキシ-γ-スルトン

CAS登録番号： 1120-71-4

国連番号： 2811

EINECS番号： 214-317-9

	一次災害	予防	消火活動
火災・爆発	火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。	裸火禁止。	周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。

｢長期または反復曝露の影響｣参照。あらゆる接触を避ける！
	症状	予防	応急処置
吸入		密閉系を使用する。	新鮮な空気、安静。
皮膚	吸収される可能性あり！発赤。痛み。灼熱感。症状は遅れて現われることがある。	保護手袋。保護衣。	応急処置を行うときは、保護手袋を着用する。汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。皮膚刺激が起きた場合は、医療機関に連絡する。
眼	充血。痛み。	呼吸用保護具と併用して、顔面シールドまたは眼用保護具を着用する。	数分間多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずす)。医療機関に連絡する。
経口摂取		作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。	口をすすぐ。体調がよくないと感じた場合は、医療機関を受診する。

漏洩物処理	分類・表示
・個人用保護具：空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク・特殊装置(｢注｣参照)で、吸引、または密閉式容器内に注意深く掃き入れる・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる・液体の場合：漏れた液を密閉式の容器にできる限りに集める・残留分を、注意深く集める・地域規則に従って保管・処理する	国連GHS判定基準に準拠飲み込むと、または皮膚に接触すると有毒皮膚および眼刺激遺伝性疾患のおそれの疑い発がんのおそれ輸送国連分類国連危険物分類(UN Hazard Class)：6.1; 国連包装等級(UN Packing Group)：III
貯蔵
・乾燥・密封・食品や飼料から離しておく
包装
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない

1,3-プロパンスルトン

ICSC: 1524

物理学的・化学的情報
物理的状態；外観特徴的な臭気のある、白色の結晶または無色の液体。物理的危険性化学的危険性加熱すると、分解する。イオウ酸化物などの有毒なフュームを生じる。湿った空気と反応する。有毒な3-プロパンスルホン酸を生じる。	化学式： C₃H₆O₃S 分子量： 122.1 ・分解する・融点：31℃ ・密度：1.392 g/cm³ (25℃) ・水への溶解度：10 g/100 ml (溶ける) ・引火点：>110℃

物理学的・化学的情報

物理的状態；外観
特徴的な臭気のある、白色の結晶または無色の液体。

物理的危険性

化学的危険性
加熱すると、分解する。イオウ酸化物などの有毒なフュームを生じる。湿った空気と反応する。有毒な3-プロパンスルホン酸を生じる。

化学式： C₃H₆O₃S
分子量： 122.1
・分解する
・融点：31℃
・密度：1.392 g/cm³ (25℃)
・水への溶解度：10 g/100 ml (溶ける)
・引火点：>110℃

暴露・健康への影響
曝露経路体内への吸収経路：吸入、経皮および経口摂取。短期曝露の影響本物質は、眼および皮膚を刺激する。皮膚への影響は、2~3時間の潜伏期間後に現れることがある。	吸入の危険性拡散すると、浮遊粒子が急速に、有害濃度に達することがある。長期または反復曝露の影響人で発がん性を示す。人で遺伝子損傷を引き起こすことがある。

暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路：吸入、経皮および経口摂取。

短期曝露の影響
本物質は、眼および皮膚を刺激する。皮膚への影響は、2~3時間の潜伏期間後に現れることがある。

吸入の危険性
拡散すると、浮遊粒子が急速に、有害濃度に達することがある。

長期または反復曝露の影響
人で発がん性を示す。人で遺伝子損傷を引き起こすことがある。

許容濃度
TLV: A3(動物実験では発がん性が確認されているが、人との関連は不明な物質). MAK: 皮膚吸収 (H)；発がん性カテゴリー： 1；生殖細胞変異原性グループ： 3A；

環境
・この物質の、環境への影響は十分に調べられていない

注
・この物質の吸引に、家庭用掃除機を使用してはならない。特殊装置のみ使用すること・曝露の程度によっては、定期検診を勧める・作業衣を家に持ち帰ってはならない

付加情報

欧州分類
記号：T; R：45-21/22; S：53-45; Note：E