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イソフルランICSC: 1435 (5月 2002)
エーテル, 1-クロロ-2,2,2-トリフルオロエチルジフルオロメチル
CAS登録番号: 26675-46-7
EINECS番号: 247-897-7

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 不燃性。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。        周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。   

   
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。 咽頭痛。 めまい。 嗜眠。 頭痛。 意識喪失。 「注」参照。  換気、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 人工呼吸が必要なことがある。 医療機関に連絡する。 
皮膚 発赤。 皮膚の乾燥。  保護手袋。  汚染された衣服を脱がせる。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 
充血。 痛み。  呼吸用保護具と併用して、安全眼鏡または眼用保護具を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 「吸入」参照。
 
作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:自給式呼吸器
・換気
・漏れた液を、密閉式の容器に集める
・残留液を、砂または不活性吸収剤に吸収させる
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
 

貯蔵
・床面に沿って換気
 
包装
 
イソフルラン ICSC: 1435
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
無色の液体。 

物理的危険性
蒸気は空気より重く、低くなった場所では滞留して、酸素欠乏を引き起こすことがある。 

化学的危険性
高温面または炎と接触すると、分解する。 ホスゲン、塩化水素およびフッ化水素を含む、有毒で腐食性のフュームを生じる。 

化学式: C3H2ClF5O
分子量: 184.5
・沸点:48.5℃
・比重(水=1):1.5
・水への溶解度 : 溶けにくい
・蒸気圧:32 kPa (20℃)
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.2
・log Pow (オクタノール/水分配係数):2.1  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:蒸気の吸入および経口摂取。 

短期曝露の影響
本物質は、眼および皮膚を刺激する。 蒸気は、気道を刺激する。 中枢神経系および心血管系に影響を与えることがある。 高濃度で曝露すると、意識喪失を引き起こすことがある。 

吸入の危険性
20℃で気化すると空気は汚染されて、 きわめて急速に、有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
 

環境
 

・区域内に入る前に酸素濃度を測定する
・空気中の濃度が高いと、酸素の欠乏が起こり、意識喪失または死亡の危険を伴う 

付加情報
  欧州分類
 

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© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021