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炭酸ニッケルICSC: 0927
4月 2017
CAS登録番号: 3333-67-3
国連番号: 3288
EINECS番号: 222-068-2

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 不燃性。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。        周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。   

 あらゆる接触を避ける!  
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。  密閉系、または換気(粉末でない場合)を使用する。  新鮮な空気、安静。 医療機関に連絡する。 
皮膚 発赤。 痛み。  保護手袋。 保護衣。  応急処置を行うときは、保護手袋を着用する。 汚染された衣服を脱がせる。 「注」参照。 多量の水かシャワーで、皮膚を洗い流す。 医療機関に連絡する。 
充血。  呼吸用保護具と併用して、安全ゴーグルまたは眼用保護具を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取   作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク
・この物質を環境中に放出してはならない
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
・残留分を、注意深く集める
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

excl mark;warncancer;health hazenviro;aqua
飲み込むまたは吸入すると有害
皮膚刺激
吸入するとアレルギー、喘息または呼吸困難を起こすおそれ
アレルギー性皮膚炎を起こすおそれ
吸入すると、がんを起こすおそれ
吸入長期または反復曝露による肺障害
長期的影響により、水生生物に非常に強い毒性 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1; 国連包装等級(UN Packing Group):III 

貯蔵
・元の包装でのみ貯蔵
・食品や飼料および酸から離しておく
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
・消火により生じる流出物を収容するための用意
 
包装
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない 
炭酸ニッケル ICSC: 0927
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
淡緑色の結晶。 

物理的危険性
 

化学的危険性
加熱や酸との接触により、分解する。 二酸化炭素(ICSC 0021 参照)を生じる。 有毒な一酸化ニッケルのフュームを生じる。 ICSC 0926参照。 

化学式: NiCO3
分子量: 118.7
・融点:融点は存在しない;加熱すると分解する
・密度:2.6 g/cm³
・水への溶解度(25℃) :93 mg/l (ほとんど溶けない) 


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:エアロゾルの吸入および経口摂取。 

短期曝露の影響
本物質は、皮膚を刺激する。 

吸入の危険性
20℃ではほとんど気化しない。しかし拡散すると、浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
反復または長期の接触により、皮膚感作を引き起こすことがある。 反復または長期の吸入により喘息を引き起こすことがある。 肺に影響を与えることがある。 吸入すると、人で発がん性を示す。 


許容濃度
TLV: (吸引性画分) 0.1 mg/m3, as TWA A4(人における発がん性が分類できていない物質).
MAK: 気道および皮膚感作 (SAH); 発がん性カテゴリー: 1; 

環境
・水生生物に対して強い毒性がある
・水生環境中で、長期にわたる影響を及ぼすことがある
・環境中に放出しないように、強く勧告する
 

・文献では分解温度は不明である
・この物質により感作の症状を示した者は、以後ニッケル、ニッケル化合物、他の金属化合物(例えば銅、クロム、コバルト)に接触しないこと
・喘息の症状は 2~3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する
・したがって、安静と経過観察が不可欠である
・汚染された衣服を、バッグまたは容器に入れ密閉し、隔離する
・作業衣を家に持ち帰ってはならない 

付加情報
  欧州分類
記号:Xn, N; R:22-40-43-50/53; S:(2)-22-36/37-60-61 

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© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2018