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ハフニウム粉末(自然発火性)ICSC: 0847 (11月 2019)
CAS登録番号: 7440-58-6
国連番号: 2545 (粉末、乾燥)
EINECS番号: 231-166-4

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 引火性。  空気中で粒子が細かく拡散して、爆発性の混合気体を生じる。 火災および爆発の危険性がある。 「化学的危険性」参照。
 
裸火禁止、火花禁止、禁煙。  摩擦や衝撃を与えない。 密閉系、粉塵防爆型電気設備および照明。 粉塵の堆積を防ぐ。  特殊粉末消火薬剤、乾燥砂、大量の水を使用する。   

 作業環境管理を厳密に!  
  症状 予防 応急処置
吸入   粉塵の吸入を避ける。 密閉系を使用する。  新鮮な空気、安静。 
皮膚   保護手袋。  汚染された衣服は(火災の危険があるため)、多量の水ですすぎ洗いする。 汚染された衣服を脱がせる。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 
充血。  安全眼鏡を着用する。  多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずす)。 
経口摂取   作業中は飲食、喫煙をしない。 食事前に手を洗う。  口をすすぐ。 

漏洩物処理 分類・表示
・すべての発火源を取り除く
・危険区域から立ち退く!
・専門家に相談する!
・個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク
・粉塵と発火を防ぐために、粉末を湿らす
・こぼれた物質を、ふた付きの 水を満たした容器内に掃き入れる
・地域規則に従って保管・処理する
・下水に流してはならない
・おがくずや、可燃性吸収剤に吸収させてはならない
 

国連GHS判定基準に準拠

flam;flame
注意喚起語:危険
空気に触れると、自然発火 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):4.2; 国連包装等級(UN Packing Group):I 

貯蔵
・耐火設備
・強酸化剤、強酸およびハロゲンから離しておく
・不活性ガス中に保管
・元の容器でのみ貯蔵
 
包装
 
ハフニウム粉末(自然発火性) ICSC: 0847
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
灰色の粉末。 

物理的危険性
微粉化すると、空気中で発火する。 粉末や顆粒状で空気と混合すると、粉塵爆発の可能性がある。 

化学的危険性
空気に触れると、自然発火することがある。 衝撃を加えると、または摩擦を加えると、または振動を加えると、分解することがある。 加熱すると、爆発することがある。 ハロゲン、強酸および強酸化剤と 激しく反応する。 爆発の危険を生じる。 

化学式: Hf
原子量: 178.5
・沸点:4602℃
・融点:2222℃
・比重(水=1):13.31
・水への溶解度 : 溶けない
・発火温度:20℃  


暴露・健康への影響

曝露経路
 

短期曝露の影響
眼、皮膚および気道に、機械的刺激を引き起こすことがある。 

吸入の危険性
 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
TLV: 0.5 mg/m3 (TWA) 

環境
・この物質の、環境への影響は十分に調べられていない
 

・この物質の、人の健康への影響に関するデータが不十分なので、最大の注意を払う必要がある
・粉末を取り扱う場合は通常、火災と爆発の危険性を減少させるため25%以上の水分を加える。国連番号2545は乾燥粉末についてであり、粉末の規格に応じて包装等級はI、IIまたはIIIとなる。GHS分類は粉末の規格に応じて変わる。他の国連番号:1326 ハフニウム粉末(水分25%以上)、危険物分類 4.1、包装等級:II 

付加情報
  欧州分類
 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021