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酢酸ジエチレングリコールモノブチルエーテルICSC: 0789 (4月 2004)
DEGBEA
CAS登録番号: 124-17-4
EINECS番号: 204-685-9

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 可燃性。    裸火禁止。    水噴霧、粉末消火薬剤、アルコール耐性泡消火薬剤、二酸化炭素を使用する。   

   
  症状 予防 応急処置
吸入   換気を使用する。  新鮮な空気、安静。 
皮膚 発赤。 皮膚の乾燥。  保護手袋。  多量の水かシャワーで、皮膚を洗い流す。 
充血。  安全眼鏡を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取   作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 

漏洩物処理 分類・表示
・この物質を環境中に放出してはならない
・漏れた液を、密閉式の容器に集める
・残留液を、砂または不活性吸収剤に吸収させる
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
 

貯蔵
・強酸化剤から離しておく
・床面に沿って換気
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
 
包装
 
酢酸ジエチレングリコールモノブチルエーテル ICSC: 0789
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
無色の液体。 

物理的危険性
データなし。 

化学的危険性
爆発性過酸化物の生成が推測される。 強酸化剤と反応する。 

化学式: C10H20O4
分子量: 204.3
・沸点:245-247℃
・融点:-32℃
・比重(水=1):0.98
・水への溶解度(20℃) :6.5 g/100 ml
・蒸気圧:5.3 Pa (20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):7.0
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.00
・引火点:105℃ (c.c.)
・発火温度:290℃
・爆発限界:0.6-10.7 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):2.9  


暴露・健康への影響

曝露経路
 

短期曝露の影響
本物質は、眼および皮膚を軽度に刺激する。 

吸入の危険性
20℃で気化したとき、空気中で有害濃度に達する速度は不明である。 

長期または反復曝露の影響
皮膚の脱脂を起こし、乾燥やひび割れを生じることがある。 


許容濃度
MAK: 85 mg/m3;10 ppm; ピーク曝露限度カテゴリー: I(1); 妊娠中のリスクグループ: C; 

環境
・水生生物に対して有害である
 

・ICSC 0788参照
・蒸留前に過酸化物をチェックする;検出された場合は除去する 

付加情報
  欧州分類
 

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