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ラウリル硫酸ナトリウムICSC: 0502 (4月 2008)
CAS登録番号: 151-21-3
EINECS番号: 205-788-1

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 可燃性。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。    裸火禁止。    粉末消火薬剤、アルコール耐性泡消火薬剤、水噴霧、二酸化炭素を使用する。   

   
  症状 予防 応急処置
吸入 咽頭痛。 咳。  換気、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 
皮膚 発赤。  保護手袋。  汚染された衣服を脱がせる。 多量の水かシャワーで、皮膚を洗い流す。 医療機関に連絡する。 
充血。 痛み。  安全ゴーグルを着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 吐き気。 嘔吐。 下痢。  作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク
・この物質を環境中に放出してはならない
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
 

国連GHS判定基準に準拠

excl mark;warn
注意喚起語:警告
飲み込む、または皮膚に接触すると有害
皮膚および眼刺激
呼吸器系への刺激のおそれ
水生生物に毒性 

輸送
国連分類
 

貯蔵
・強酸化剤および強酸から離しておく
・消火により生じる流出物を収容するための用意
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
 
包装
 
ラウリル硫酸ナトリウム ICSC: 0502
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
特徴的な臭気のある、白色の様々な形状の固体。 

物理的危険性
 

化学的危険性
燃焼すると、分解する。 イオウ酸化物などの、有毒で腐食性のガスを生じる。 強酸化剤および強酸と反応する。 

化学式: C12H25O4S.Na
分子量: 288.4
・融点:204℃
・水への溶解度(20℃) :15 g/100 ml (溶ける)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):1.6  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:経皮および経口摂取。 

短期曝露の影響
本物質は、眼、皮膚および気道を刺激する。 

吸入の危険性
20℃ではほとんど気化しない。しかしとくに粉末状の場合、拡散すると、浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
反復または長期の皮膚への接触により、皮膚炎を引き起こすことがある。 


許容濃度
 

環境
・水生生物に対して毒性がある
・環境中に放出しないように、強く勧告する
 

 

付加情報
  欧州分類
 

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© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021