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ネオペンチルグリコールICSC: 0305 (3月 2001)
CAS登録番号: 126-30-7
EINECS番号: 204-781-0

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 可燃性。  空気中で粒子が細かく拡散して、爆発性の混合気体を生じる。  裸火禁止。  密閉系、粉塵防爆型電気設備および照明。 粉塵の堆積を防ぐ。  水噴霧、粉末消火薬剤を使用する。   

   
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。  粉塵 ミストの吸入を避ける。 換気、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 
皮膚 発赤。  保護手袋。  汚染された衣服を脱がせる。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 
充血。 痛み。  安全眼鏡を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 灼熱感。  作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:有害粒子用P2フィルター付マスク
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
・細かな噴霧水を用いて、ガスを除去する
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
 

貯蔵
・酸化剤から離しておく
・乾燥
 
包装
 
ネオペンチルグリコール ICSC: 0305
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
無色~白色の 吸湿性の結晶。 

物理的危険性
粉末や顆粒状で空気と混合すると、粉塵爆発の可能性がある。 

化学的危険性
酸化剤と 激しく反応する。 

化学式: C5H12O2 / (CH3)2C(CH2OH)2
分子量: 104.2
・沸点:210℃
・融点:127℃
・密度:1.1 g/cm³
・水への溶解度(20℃) :83 g/100 ml
・蒸気圧:30 Pa (20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):3.6
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.0
・引火点:107℃
・発火温度:388℃
・爆発限界:1.1-11.4 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):-0.84  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:エアロゾルの吸入および経口摂取。 

短期曝露の影響
本物質は、眼および気道を刺激する。 

吸入の危険性
20℃ではほとんど気化しない。しかしとくに粉末状の場合、拡散すると、浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
 

環境
 

・この物質に暴露したときの健康への影響は十分に調べられていない 

付加情報
  欧州分類
 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021