« 検索結果一覧に戻る  
過酸化ドデカノイルICSC: 0264 (3月 1999)
過酸化ラウロイル
CAS登録番号: 105-74-8
国連番号: 3106
EINECS番号: 203-326-3

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 引火性。  可燃性物質または還元剤と接触すると、火災および爆発の危険性がある。 加温すると火災および爆発の危険性がある。  裸火禁止、火花禁止、禁煙。  25℃以上の加温を防ぐ。  大量の水、水噴霧を使用する。  火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。 安全な場所から消火作業を行う。 

 粉塵の拡散を防ぐ!  
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。 咽頭痛。  局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 
皮膚 発赤。 痛み。  保護手袋。  汚染された衣服を脱がせる。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 
充血。 痛み。  安全ゴーグルまたは顔面シールドを着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取   作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 コップ1、2杯の水を飲ませる。 医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・危険区域から立ち退く!
・専門家に相談する!
・個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク
・すべての発火源を取り除く
・おがくずや、可燃性吸収剤に吸収させてはならない
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
・残留分を、注意深く集める
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):5.2 

貯蔵
・耐火設備
・可燃性物質および還元剤から離しておく
・冷所
 
包装
 
過酸化ドデカノイル ICSC: 0264
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
白色の 粉末 または様々な形状の固体。 

物理的危険性
 

化学的危険性
加熱すると、激しく燃焼、または爆発することがある。 本物質は、強酸化剤。 可燃性物質や還元性物質と反応する。 火災や爆発の危険を生じる。 

化学式: (C11H23CO)2O2
分子量: 398.7
・融点:49-57℃
・密度:0.9 g/cm³
・水への溶解度 : 溶けない
・発火温度:112℃  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:エアロゾルの吸入。 

短期曝露の影響
エアロゾルは、眼、皮膚および気道を刺激する。 

吸入の危険性
20℃ではほとんど気化しない。しかし浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
 

環境
 

・水溶液(<42%)の国連番号: 3109 

付加情報
  欧州分類
記号:O; R:7; S:(2)-3/7-14-36-37/39 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021