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二臭化エチレンICSC: 0045
1,2-ジブロモエタン
EDB
6月 2012
CAS登録番号: 106-93-4
国連番号: 1605
EINECS番号: 203-444-5

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 不燃性。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。  火災および爆発の危険性がある。 「化学的危険性」参照。
 
  混触危険物との接触禁止: 「化学的危険性」参照。
 
周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。   

 あらゆる接触を避ける! いずれの場合も医師に相談! 
  症状 予防 応急処置
吸入 灼熱感。 咳。 息苦しさ。 息切れ。 嘔吐。 嗜眠。 意識喪失。  換気、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 半座位。 直ちに医療機関に連絡する。 
皮膚 吸収される可能性あり! 発赤。 痛み。  保護手袋。 保護衣。  汚染された衣服を脱がせる。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 医療機関に連絡する。 
充血。 痛み。  呼吸用保護具と併用して、安全ゴーグル、顔面シールドまたは眼用保護具を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 腹痛。 嘔吐。 嗜眠。  作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 吐かせない。 コップ1、2杯の水を飲ませる。 医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた有機ガスおよび蒸気用フィルター付マスク
・換気
・この物質を環境中に放出してはならない
・漏れた液やこぼれた液を、密閉式の容器にできる限り集める
・残留液を、砂または不活性吸収剤に吸収させる
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

skull;toxiccancer;health haz
注意喚起語:危険
飲み込んだり、皮膚に接触または吸入すると有毒
皮膚および眼刺激
呼吸器への刺激のおそれ
発がんのおそれ
生殖能または胎児への、悪影響のおそれの疑い
肝臓および腎臓の障害
眠気やめまいのおそれ
水生生物に有害 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1; 国連包装等級(UN Packing Group):I 

貯蔵
・強酸化剤、強塩基、粉末金属および食品や飼料から離しておく
・「化学的危険性」参照
・床面に沿って換気
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
 
包装
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない 
二臭化エチレン ICSC: 0045
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
特徴的な臭気のある、無色の液体。 光に曝露すると茶色になる。 

物理的危険性
 

化学的危険性
加熱または燃焼、ならびに高温面と接触すると、分解する。 臭化水素 臭素(ICSC 0107 参照)有毒で腐食性のフュームを生じる。 粉末アルミニウム、粉末マグネシウム、カルシウム、強塩基および強酸化剤と 激しく反応する。 火災や爆発の危険を生じる。 ある種のプラスチック、ゴムおよび被覆剤を侵す。 

化学式: Br(CH2)2Br / C2H4Br2
分子量: 187.9
・沸点:131℃
・融点:10℃
・比重(水=1):2.2
・水への溶解度(20℃) :0.34 g/100 ml (溶けにくい)
・蒸気圧:1.5 kPa (20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):6.5
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.06
・log Pow (オクタノール/水分配係数):1.96  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:蒸気の吸入、経皮および経口摂取。 

短期曝露の影響
本物質は、眼、皮膚および気道を刺激する。 肝臓および腎臓に影響を与えることがある。 組織損傷を生じることがある。 高濃度で曝露すると、意識低下および死を引き起こすことがある。 これらの影響は、遅れて現われることがある。 

吸入の危険性
20℃で気化すると空気は汚染されて、 きわめて急速に、有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
反復または長期の皮膚への接触により、皮膚炎を引き起こすことがある。 肝臓および腎臓に影響を与え、機能障害を生じることがある。 人でおそらく発がん性を示す。 動物試験では人で生殖・発生毒性を引き起こす可能性があることが示されている。 


許容濃度
TLV: (皮膚吸収); A3(動物実験では発がん性が確認されているが、人との関連は不明な物質).
MAK: 皮膚吸収 (H); 発がん性カテゴリー: 2; 

環境
・水生生物に対して有害である
 

・曝露の程度によっては、定期検診を勧める 

付加情報
  欧州分類
記号:T, N; R:45-23/24/25-36/37/38-51/53; S:53-45-61; Note:E 

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© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2018