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カドミウムICSC: 0020
4月 2005
CAS登録番号: 7440-43-9
国連番号: 2570
EINECS番号: 231-152-8

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 空気に触れると、自然発火することがある。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。  空気中で粒子が細かく拡散して、爆発性の混合気体を生じる。  裸火禁止、火花禁止、禁煙。 熱または酸との接触禁止。  密閉系、粉塵防爆型電気設備および照明。 粉塵の堆積を防ぐ。  乾燥砂を使用する。 特殊粉末消火薬剤を使用する。 他の消火薬剤は不可。   

 粉塵の拡散を防ぐ! あらゆる接触を避ける! いずれの場合も医師に相談! 
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。 咽頭痛。  局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 医療機関に連絡する。 
皮膚   保護手袋。  汚染された衣服を脱がせる。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 
充血。 痛み。  呼吸用保護具と併用して、安全ゴーグルまたは眼用保護具を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 腹痛。 下痢。 頭痛。 吐き気。 嘔吐。  作業中は飲食、喫煙をしない。  安静。 医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・危険区域から立ち退く!
・個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣
・すべての発火源を取り除く
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
・残留分を、注意深く集める
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1 

貯蔵
・耐火設備
・乾燥
・不活性ガス中に保管
・発火源、酸化剤、酸および食品や飼料から離しておく
 
包装
・気密
・破損しない包装
・破損しやすい包装のものは密閉式の破損しない容器に入れる
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない 
カドミウム ICSC: 0020
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
柔らかい 青白色 金属 塊状物、または灰色の粉末。 展性がある。 80°Cに曝露すると脆くになる。 湿った空気に曝露すると錆びる。 

物理的危険性
粉末や顆粒状で空気と混合すると、粉塵爆発の可能性がある。 

化学的危険性
酸と反応する。 引火性/爆発性ガス(水素-ICSC 0001 参照)を生じる。 粉塵は、酸化剤、アジ化水素、亜鉛、セレンおよびテルルと反応する。 火災や爆発の危険を生じる。 

化学式: Cd
原子量: 112.4
・沸点:765℃
・融点:321℃
・密度:8.6 g/cm³
・水への溶解度 : 溶けない
・発火温度:250℃ (カドミウム金属粉塵) 


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:エアロゾルの吸入および経口摂取。 

短期曝露の影響
フュームは、気道を刺激する。 フュームを吸入すると、肺水腫を引き起こすことがある。 「注」参照。 フュームを吸入すると、金属フューム熱を引き起こすことがある。 これらの影響は、遅れて現われることがある。 医学的な経過観察が必要である。 

吸入の危険性
とくに粉末状の場合、拡散すると、浮遊粒子が急速に、有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
反復または長期の粉塵粒子の吸入により、肺に影響を与えることがある。 腎臓に影響を与えることがある。 腎臓障害を生じることがある。 人で発がん性を示す。 


許容濃度
TLV: 0.01 mg/m3, as TWA A2(人における発がん性が疑われる物質) BEI (生物学的曝露指標)記載あり;.
MAK: (無機化合物など, 吸引性画分): 皮膚吸収 (H); 発がん性カテゴリー: 1; 生殖細胞変異原性グループ: 3A; 

環境
 

・水、泡消火薬剤、二酸化炭素およびハロンなどの消火薬剤と、激しく反応する
・曝露の程度によっては、定期検診を勧める
・肺水腫の症状は、2~3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である
・作業衣を家に持ち帰ってはならない
・カドミウムは自然発火性状態でも存在し(EC No. 048-011-00-X)、この場合はEU分類に(記号:F)、(R語句:17)、(S語句:7/8 -43)を追加する
・国連番号および包装等級はこの物質の物理的形状によりさまざまである 

付加情報
  欧州分類
記号:T+, N; R:45-26-48/23/25-62-63-68-50/53; S:53-45-60-61; Note:E 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2018