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塩化アリルICSC: 0010
3‐クロロ‐1‐プロペン
3-クロロプロピレン
10月 2004
CAS登録番号: 107-05-1
国連番号: 1100
EINECS番号: 203-457-6

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 引火性が高い。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。  蒸気/空気の混合気体は、爆発性である。 混触危険物と接触すると、火災および爆発の危険性がある。 「化学的危険性」参照。
 
裸火禁止、火花禁止、禁煙。  密閉系、換気、防爆型電気設備および照明設備。 充填、取り出し、取り扱い時に圧縮空気を使用してはならない。  粉末消火薬剤、AFFF(水性膜泡消火薬剤)、泡消火薬剤、二酸化炭素を使用する。  火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。 

 作業環境管理を厳密に! いずれの場合も医師に相談! 
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。 咽頭痛。 頭痛。 めまい。 脱力感。 息苦しさ。 嘔吐。 意識喪失。  換気、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 半座位。 人工呼吸が必要なことがある。 医療機関に連絡する。 
皮膚 発赤。 灼熱感。 痛み。  保護手袋。 保護衣。  汚染された衣服を脱がせる。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 医療機関に連絡する。 
充血。 痛み。 かすみ眼。  呼吸用保護具と併用して、安全ゴーグルまたは眼用保護具を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 腹痛。 灼熱感。 嘔吐。  作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 水に活性炭を懸濁した液を飲ませる。 コップ1、2杯の水を飲ませる。 医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・危険区域から立ち退く!
・専門家に相談する!
・個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣
・漏れた液を、ふた付きの容器に集める
・残留液を、砂または不活性吸収剤に吸収させる
・地域規則に従って保管・処理する
・下水に流してはならない
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):3; 国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):6.1; 国連包装等級(UN Packing Group):I 

貯蔵
・耐火設備
・食品や飼料および混触危険物質から離しておく
・「化学的危険性」参照
・乾燥
 
包装
・気密
・破損しない包装
・破損しやすい包装のものは密閉式の破損しない容器に入れる
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない 
塩化アリル ICSC: 0010
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
刺激臭のある、無色の液体。 

物理的危険性
蒸気は空気より重く、地面に沿って移動して、遠距離発火の可能性がある。 

化学的危険性
酸、熱、過酸化物の影響下で、重合する。 火災または爆発の危険を生じる。 燃焼すると、塩化水素(ICSC 0163 参照)の有毒で腐食性のガスを生成する。 強酸化剤および金属粉末と 激しく反応する。 火災や爆発の危険を生じる。 水と反応する。 塩酸を生じる。 プラスチック類、ゴムおよび被覆剤を侵す。 

化学式: C3H5Cl / CH2=CHCH2Cl
分子量: 76.5
・沸点:45℃
・融点:-135℃
・比重(水=1):0.94
・水への溶解度(20℃) :0.36 g/100 ml
・蒸気圧:39.3 kPa (20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):2.6
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.6
・引火点:-32℃ (c.c.)
・発火温度:390℃
・爆発限界:2.9-11.2 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):2.1  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:吸入、経皮および経口摂取。 

短期曝露の影響
本物質は、眼、皮膚および気道を刺激する。 中枢神経系に影響を与えることがある。 高濃度の蒸気を吸入すると、肺水腫を引き起こすことがある。 「注」参照。 これらの影響は、遅れて現われることがある。 

吸入の危険性
20℃で気化すると空気は汚染されて、 きわめて急速に、有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
末梢神経系、心血管系、腎臓および肝臓に影響を与えることがある。 腎臓障害および肝臓障害を生じることがある。 


許容濃度
TLV: 1 ppm (TWA); 2 ppm (STEL); (皮膚吸収); A3(動物実験では発がん性が確認されているが、人との関連は不明な物質).
MAK: 皮膚吸収 (H); 発がん性カテゴリー: 3B; 

環境
・水生生物に対して有害である
 

・曝露の程度によっては、定期検診を勧める
・肺水腫の症状は、2~3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である
・医師または医師が認定した者による、適切な吸入療法の、迅速な施行を検討する 

付加情報
  欧州分類
記号:F, Xn, N; R:11-20/21/22-36/37/38-40-48/20-68-50; S:(2)-16-25-26-36/37-46-61; Note:D 

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© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2018